■高野山リトリートに参加して
2016/09/01
7月19日~21日、高野山で開催された日本ヴェーダーンタ協会主催の修養会に、スタジオから主宰サリと、会員さん4名が参加されました。その時の感想を参加された会員さんの鷲津なお子さんにお願いして、ご投稿いただきました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7/19~7/21に高野山の宿坊(※)に泊まり、修養へ参加してきました。
特に印象に残っているのは、金剛峰寺伽藍での早朝瞑想です。
弘法大師が高野山を開いてから1199年(来年で1200年)、ユネスコ世界遺産に指定されてから10年という神聖な場所での瞑想は、聖地と周りの自然に感謝しながら始まりました。オームの真言は90名の声が輪唱のように厳かに広がり、私は初めて深く瞑想に入ることができました。
3日目早朝瞑想のため4時20分に集合したとき、宿坊の高野槇の上に三日月が出ていた景色も幻想的でした。
スワーミー・メーダサーナンダ師による特別講話は世界の物語から始まり大変分かりやすい内容でした。
6/22ココロヨーガスペースでのサットサンガでの講話『心の浄化』から続く内容で、内省する良い機会となりました。
福岡から参加した皆さんの感想は次の通りです。
・瞑想することで心が強く平安になることを実感した。
・毎日少しでも続けていくことの重要性を感じた。
・今日やって明日やらないのではなく、今日から続けていきたい。
・歩きながらの瞑想(☆)は感動した。瞑想はいつでもどこでもできることが分かった。
☆(早朝瞑想へ向かうとき一歩ずつ踏みしめながら歩く。早朝瞑想から帰るとき一歩二歩三歩は真言を唱え、四歩目は休みを繰り返す。)
・インド哲学を学ぶことができる貴重な機会だった。自己研鑽できる素晴らしい機会に感謝。
高野山までの行きは地下鉄御堂筋線事故のためJR乗換したり、ICカードタッチがうまくいかず精算が必要になるなど珍道中。
帰りは三連休最終日で人が多く自由席に乗ったTさんは広島まで立ちっぱなしだったとか、Tさん曰く「これも修行です。」
瞑想や講話で座りっぱなしで腰や足は痛いものの,心はリフレッシュされて終わったときは皆さん笑顔でした。
(※)宿坊『南院』は弘法大師が自ら作られた「浪切不動明王」をご本尊とする特別な宿坊で、ご住職による講話や護摩だきなど貴重な経験もさせていただきました。精進料理が本当に美味しくおかずも多くて素晴らしかったです。
最後に聖地高野山での素晴らしい機会を与えてくださったマハラジ、準備いただいたスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。
また声を掛けていただいたサリ先生は高野山でも力強く明るく太陽のようでした。
行きの道中でうろたえる私たちに落ち着いた態度はさすがでした。 by 鷲津 なお子